スタッフブログ

〜自炊だより その90 湯治のおともにおススメの一冊〜

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    自炊部の待合室の片隅にひっそりと佇む小さな本棚。

    我々が大沢温泉文庫と称しているそちらに今回はスポットをあて、

    おススメの一冊をご紹介致します。

     

    こちら、岩手ゆかりの作家、柏葉幸子さんの最新作『涙倉の夢』。

    柏葉さんといえば、真っ先の思い浮かぶのは『霧のむこうのふしぎ

    な町』かもしれません。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』に影響を

    与えたと言われるこの作品ですが、私も幼い頃、この素敵なタイト

    ルに魅了され、親にせがんで買ってもらった記憶があります。

     

    物語は1つの倉を中心に進みます。母親の実家にある古い倉、そこに

    足を踏み入れると、なんとも不思議なことが起こるのです。現在と

    去、動物と人間、山と里、2つの世界が交互に織りなすファンタジ

    ー。1度ならず、2度、3度と読み返したくなる作品です。

    作中には「さがえ」という宿が登場するのですが、その宿、旅籠

    (旅館)と自炊に分かれていて、自炊部は湯治客で賑わい、廊下が

    薄暗く歩くとぎしぎし音を立てる。両側に客室があって廊下とのし

    きりはふすまだけ―。そう、なんだか大沢温泉に似ていると思いま

    せんか?

    作者によると、子どもの頃から通う、大好きな温泉宿をイメージし

    ているそうです。どこなんでしょう? とても気になるところです

    が、なんと、うちの支配人はそのモデルの宿を知っているというん

    です。なんでも作者の柏葉さんから直接伺ったとの事。

     

    そこで、この『涙倉の夢』を読んで興味を持たれた方、是非とも大

    沢温泉自炊部まで足をお運びください。支配人がこっそりとモデル

    となった宿を教えて差し上げますよ。

     

                           自炊部番頭 丹



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